2013年8月23日金曜日

富樫雅彦 メモリアル Vol.5 @ 新宿 Pit Inn

あまちゃん観ながらの朝ご飯。


あまちゃんの始まる直前にやっている「おはよう日本」。関東地方の天気予報を担当している 弓木春奈さん。いつも「可愛いなぁ・・・」って観てるんだけど(大体その辺でテレビをつける)、今日も白いショートパンツがメチャメチャ可愛い!!!

◇弓木春奈|出演者紹介|NHKニュース おはよう日本
http://www.nhk.or.jp/ohayou/cast/detail/yumiki.html

火曜日のライブ “maiko Sound Spirits vol.21 〜The sixth summer in JZ Brat〜” は、ものすごく楽しかったんだけど、ほぼ生に近い状態で演奏すると、タッチによって音量や音色ををコントロールするので、ガッツリアンプを鳴らすのに比べて手に負担がかかります。加えて、夏休み明けで、コントラバスに触るのが久しぶり…と言うのもあって、かなり両手の指あたりに負担が来ています。

今日は、富樫雅彦さん、7回目の命日。Pit Inn で「富樫雅彦 メモリアル」のライブなので、少しコンディションを整えて行かなきゃ。手の状態を考えると、弾いてウォームアップするよりも休ませた方がよいと判断しました。昨日・今日は、楽な設定のエレクトリックベースを少し弾くのみで、お風呂で指の筋肉を解し、ストレッチして臨むことにします。

アンプは、火曜日の帰り道、Pit Inn に寄って預けてきているので、コントラバスにキャスターを装着して、ゴロゴロ転がしながら電車で向かいます。(いつも書いているけど、昼からリハーサルの日は、車で行くと駐車場代が本当に馬鹿になりません)

Pit Inn と同じフロアー、向かいにある Studio Pit Inn にて、山下洋輔さん[p]、林栄一さん[a-sax] とリハーサル。富樫さんのメモリアルは、もう何度かこの3人で演奏しているので、ほとんど心配はないんだけど、忘れているところもあるから、構成などの確認。

思ったより、ずっと早くリハーサルが終わったので、昼の部の演奏を聴きに行きます。
山田貴子さんのカルテット。類家くんは「ラクダカルテット」とかでお馴染み。相変わらずのイケメンぶり。他の方は初めて拝見しました。ピアノの山田貴子さん、最初「端正なピアノだな」と思って聴いているうちにどんどんアグレッシブになっていって、ひゃぁ、カッコイイ〜〜〜!! 小美濃悠太さん[b]、長谷川ガクさん[ds] のリズムセクション、素晴らしいですね。小美野さん、僕の知り合い(洗足の卒業生とか)が良く一緒にやっているので名前だけは聞いていましたが、初めて聴かせてもらいました。良い音してたなぁ。
少し話をして聞いたら、ピックアップは、リアリストの新モデルを使っているそうで、僕も興味あり。(ただ、どうやらコマにアジャスターがついてないと駄目みたい・・・)

昼の部と入れ替わりで、アンプや楽器をセッティングして、まだ時間に余裕があります。よし、カレーを食べに行こう!


あらら、残念。じゃぁ仕方がないので、何か探そうとブラブラ歩いていたら、、、


おぉ! これにチャレンジしてみよう。


悪くないです。ていうか、期待してたよりも全然美味しかった。これで 400円(大盛り無料)は、お徳です。

Pit Inn に戻って、サウンドチェック、そして本番。

山下さんのソロピアノと富樫さんに関する丁寧なMC。そして、林さんと僕が呼び込まれます。山下さんが書いた「富樫さんとしかやらない曲」、そして富樫さんの曲を3人で演奏します。

「間にテーマを挟みつつ、サックス → ピアノ → ベース とフリーの即興を繋いでいく」と言うことだけが決まっている「Waltz Step」という曲。林さんのソロから山下さんのソロへ。ここまでやってきたらまた同じやり方で3人目のベースソロをイチから構築していくのはかったるい感じがしたので、ピアノソロの後のテーマ途中から、それを掻き消すようにバキバキバキ〜〜〜って割り込んでいきます。しばらくやっていたら、林さんと山下さんが更にそれを掻き消すように分け入ってきて、そのままラストテーマへ傾れ込む。

ファースト・セット最後の曲は、何も決めない「フリー」。「さて、今のがこういう感じだったからな。ベースから始めようか」と山下さん。「Waltz Step」の途中あたりから、なんだか富樫さんがここに降りてきてくれているように感じていました。ベースのソロで弾き始めるんだけど、一人じゃない。明らかに富樫さんが隣で演奏していました。

今から思うと、初めて富樫さん、山下さんとトリオで共演させていただいた頃、ちょうど ONJQ(大友良英 ニュー ジャズ クインテット)でヨーロッパ・ツアーなども繰り返し、僕の中で音響的な耳が開きかけていたんですね。だから富樫さんのあの美しいパーカッションの音色がす〜っと入ってきたんですね。そして、当時ずっとご一緒させていただいていた山下さんのピアノも、富樫さんと演るときだけ、とても優しくて、いたわる様な音色になるのが不思議でした。僕は、お二人の本当に素晴らしい音に包まれて、溢れ出てくるイメージを可能な限り表現しようともがいていました。

僕は、この「フリー」が今日、一番楽しかったな。本当に富樫さんと一緒に演奏しているみたいだった。

セカンドでやったバラード「Reminisee - ’63」、富樫さんが、1963年のことを回想して、2001年3月に書いた曲。という山下さんのMCを聞いていて、はっと気づきました。僕が生まれたのが、1963年。そして富樫さんとの初共演が、2001年の夏!!!

観に来てくださったオーボエ奏者の茂木大輔さん、小山彰太さん、富樫さんの弟さん、ほか関係者の皆さんから「良かったよ」って言っていただいて、今夜もお酒が美味い☆☆☆

微酔いにて、コントラバスを転がして終電に乗り、自宅近くのバーで捕まり、千鳥足一歩手前で帰宅。


そして、今朝の朝ご飯。


寝ぼけていたので、あまちゃんの内容も良く憶えてないや。。。(料理は、ちゃんとしていた)

今日は、何もしない、お休みにします。演奏は楽しかったけど、かなり無茶したので、手がボロボロ。少し休ませないと・・・